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ダイエー考 その2

ダイエー問題も大詰め。ホークスが優勝を逃した日に役員会を開き、事実上産業再生機構の活用を拒絶することになりました。これを受けて産業再生機構もダイエー支援のための資産査定を打ち切り、ダイエーは『自主再建』という名の外資への切り売りにかかることになりましたとさ。
しかし、自主『解体』計画ではスポンサーの出資を取り付けても3900億円の金融支援(早く言うと債権放棄)を必要とすることになっているのに、この件でメンツを潰されたUFJほか銀行は金融支援どころか資金引き上げや債権回収のための法的整理も辞さない考えを示しています。

しかしダイエー高木社長はなぜここまで頑なに再生機構の活用を拒んだのか。
まず経済産業省のお墨付きをもらって再建計画を進めていたのに、今さら銀行の都合で再生機構行きを命じられるのが癪であるという個人的感情説。
しかしながら、今回の自主『解体』案には取締役の賛成多数が取り付けられており、社長の個人的感情だけで多くの社員を危機に追いやる決定はできないでしょう。やはり何らかの経済的合理性に基づいて行われた決定と考えるのが自然です。

産業再生機構は、一部で産業『解体』機構などと呼ばれ、不採算部門を容赦なく切り捨てるコワイ会社であるとの悪評が一部にありますが、これを受けて、再生機構の魔の手からダイエーを守るための正義の行動であるという説もあります。
しかし、ここで自主『解体』案としているように、ダイエー自身が打ち出している再建計画も総合部門と食品部門・不動産部門を切り売りし別々に売却するという再生機構案と大差ないものだし、手法の問題であれば今回のように頭ごなしに拒絶する前に話し合う余地だってあったはずです。

ダイエー擁護論の根拠は『毎年ちゃんと黒字を出している会社を政府がどうこうするのは資本主義の原則に反する』というものです。たしかに毎年の決算ではちゃんと500億円前後の営業利益を出しています。
しかし、同じ口が再生機構行きイコールダイエーを解体して潰すことと主張して譲らないのはなぜでしょう。再生機構だって営利は求めないにしろ株式会社です。潰すより存続させたほうが損失が少ないならそうするはずです。そうしないだろうと思うのは、やはりダイエーの経営実態に後ろ暗いところがあるからなのでしょうか。

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Comments

「昔」のダイエーには活力がありました。今は売り場も腑抜けてます。「解体」という名の外資への投げ売り=再建でいい、と社長が言われたのだから、とりあえずは行方を見守りたいですね。

Posted by: セーチャン | 2004.10.12 at 09:42 PM

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